「クロツラヘラサギのいる風景」という地域ポスターを作るイベントを
佐賀市・東よか干潟の「ひがさす」で行います。
(5月2日、3日は「シギチフェス2026」が開催されており
その中のプログラムの一つとしてイベント参加しています)

ワークショップ「クロツラヘラサギのいる風景」

〈みんなで描こう!! クロツラヘラサギと干潟自慢ポスターづくり〉


アジアの干潟のシンボルバードのクロツラヘラサギには
干潟の環境教育や渡り鳥の国際的なつながりを学ぶ
パイオニアバードとしての役割りが期待されています。
特に干潟全体の生態系、地域の環境、国際的な重要性などに
視野を広げて、生物の認知から環境保全への
意識、活動へとつなげていくことが求められています。

日時:2026年5月3日(日)10:00〜12:30
会場:佐賀市/東よか干潟ビジターセンター・ひがさす

〈参加無料・要申込・定員25名(親子参加大歓迎)〉


〈プログラム〉

・東アジアにおけるクロツラヘラサギの現状と、各国の保護活動などの紹介
・東よか干潟の渡り鳥たち
・クロツラヘラサギ観察(東よか干潟)

【ワークショップ】/地域のクロツラヘラサギポスターづくり

参加者全員にテーマを取り入れながら
イラストと一言メッセージを地域の方言で書いてもらい
キャッチコピーを全員で考えます。

《申し込み・問い合わせ》

[email protected]
Phone 080-5251-8677(松本)

主催:日本クロツラヘラサギネットワーク 
協力:東よか干潟ビジターセンター「ひがさす」


2025秋〜2026春 各月調査予定

ネットワーク関係者の皆さんへ

毎月行っている調査の日程は次のとおりです
ご都合のつく日に調査をお願いします
各月第3金曜日~月曜日(4日間)

4日間のいずれかの日に
調査をしてください

なお、国際センサスが行われる2026年1月は
センサスに合わせて3日間となります

(UPDATE 2025/11/23)


2025年
9月19日(金)、20日(土)、21日(日)、22日(月)
10月17日(金)、18日(土)、19日(日)、20日(月)
11月21日(金)、22日(土)、23日(日)、24日(月)
12月19日(金)、20日(土)、21日(日)、22日(月)


2026年
1月9日(金)、10日(土)、11日(日)
2月20日(金)、21日(土)、22日(日)、23日(月)
3月20日(金)、21日(土)、22日(日)、23日(月)
4月17日(金)、18日(土)、19日(日)、20日(月)
5月15日(金)、16日(土)、17日(日)、18日(月)



国際クロツラヘラサギの日

International Black-faced Spoonbill Day

EAAFP(東アジア・オーストラリア渡り鳥移路パートナーシップ)のサイトに紹介文と、各酷のイベントポスターが掲載されています。

クロツラヘラサギのIUCN RED LIST カテゴリー 
「危機(Endangered)」から「危急(Vulnerable)」へ 


(UPDATE 2025/11/23)


2025年10月、国際自然保護連合 (IUCN)は、レッドリストにおけるクロツラヘラサギの カテゴリーを「危機(Endangered)」から「危急 (Vulnerable)」へと引き下げました。

日本クロツラヘラサギネットワーク代表 高野茂樹と、東アジア・オーストラリア地域フライウェイ・パートナー シップ(EAAFP)のクロツラヘラサギ作業部会の報道資料をPDFで用意しました。 


観察記録提出用エクセルファイル

クロツラヘラサギやヘラサギの観察記録を送っていただく時にダウンロードしてご利用ください。種名、観察場所、観察年月日、時間、羽数、足環ナンバー等、観察者名をテキストでお送りいただいても結構です。
(UPDATE 2022/11/30)

国内の主な生息地

山口、九州、沖縄などに飛来し、主に越冬地として利用しています。
(出典:『アジアをつなぐクロツラヘラサギ』 日本クロツラヘラサギネットワーク 2014年)

山口湾 (きらら浜自然観察園からの眺め)

クロツラヘラサギの飛来は2009年頃から急激に増え、山口市のきらら浜自然観察園や、隣接する土路石川河口や椹野川河口に10羽以上が飛来します。 

また、山陽小野田市の厚狭川河口や下関市木屋川の干潟でも飛来が確認されています。 

周防灘 (今川河口の中洲)

北九州市の曽根干潟や空港埋立て地で少数の飛来は確認されていましたが、2009年頃から少し南の行橋市の苅田周辺で20〜30羽の飛来が見られるようになりました。干潮時に今川河口や白石海岸の干潟に現れる細い水路を餌場として利用し、満潮時にはフェンスに囲まれた浅い調整池などを休息場として利用しているようです。 

ここには多くの工場があり、人の暮らしにとても近い場所なので確実な環境保全が望まれます。

津屋崎入り江 (入り江から2kmほど離れた畑地)

クロツラヘラサギは2000年頃から観察されるようになりました。 漁港から奥まった入り江にアシ原があり、その周辺で採餌したり休んだりします。 廻りには田畑が広がり、農業用水路やため池などでも観察できます。 ここでは休息場として田畑を利用する姿もよく見られます。 

このエリアは他の野鳥も多く、2006年に福岡県の鳥獣保護区域に指定されました。 

今津干潟 (瑞梅寺川河口の中洲) 

主に瑞梅寺河口の小さな中洲を休息場所を塒(ねぐら)として利用し、川で餌を採ることが多いのですが、夜の満潮時に水位が上がりすぎた時は周辺の農業用ため池などへ移動しているようです。 朝鮮半島に一番近いため、移動期のはじめ(11月頃)には50羽前後が飛来します。 

ここでは、上げ潮時の川筋をカワウなどと一緒に集団で魚を追いかける、通称“追い込み漁”が見られることがあります。 最近は、街中の交通量の多い国道の橋の直下で餌採りをしている姿も見られます。 

多々良川河口干潟 (満潮時、杭の上で休息)

クロツラヘラサギは2000年頃から観察されるようになりました。 漁港から奥まった入り江にアシ原があり、その周辺で採餌したり休んだりします。 廻りには田畑が広がり、農業用水路やため池などでも観察できます。 ここでは休息場として田畑を利用する姿もよく見られます。 

このエリアは他の野鳥も多く、2006年に福岡県の鳥獣保護区域に指定されました。 

加布里湾周辺 (干潮時の船越湾)

加布里湾にそそぐ泉川河口周辺には、アシ原が美しい潮遊び(調整池)や農業用クリークがあり、加布里湾(船越湾)には石積みの消波護岸などがあって、クロツラヘラサギは潮汐や風向きによってこれらの環境を利用しています。 時には畑地で休んでいる姿や、カキ小屋のすぐ横で、人の接近も気にしないで餌採りをしている姿を見かけます。また周辺の住宅地にある農業用のため池もよく利用します。 10羽前後が越冬します。 

大授搦 だいじゅがらみ (写真は筑後川河口) 

日本有数の広大な干潟はシギ・チドリ類やズグロカモメなどの国内最大の飛来地です。クロツラヘラサギの飛来も1900年代から増え、2000年代からは10羽~30羽ほどの飛来があります。 周辺には、嘉瀬川河口、早津江川河口、筑後川河口、沖の端河口などの飛来地があり、潮の干満に合わせて移動したり、一体的に利用しているようです。 

新籠 しんごもり・浜川河口 (写真は浜川漁港)

新籠では2000年頃から増えはじめ、主に餌場としています。 浜川河口は2009年頃から見られはじめ、30羽を越えることもあります。 浜川では漁港そばの波止や中洲で休んでいる姿が見られます。 ここでも干満に合わせて周辺の河口や新籠の干潟などへ移動しています。

荒尾干潟・菊池川周辺 (写真は池黒池)

荒尾干潟は2012年にラムサール登録湿地に指定されました。 クロツラヘラサギは干潟で採餌をし、周辺の堤防や河川で姿が見られます。また、荒尾市や長洲町の住宅地にある比較的大きなため池でも休息しています。

菊池川河口や唐人川の河口は生物の豊富な広い干潟があり、10羽前後が飛来します。 

熊本港周辺 (熊本港の埋立地)

熊本新港の西側の航路浚渫土砂の捨て場としてできた広大な池をクロツラヘラサギは主に休息場として利用しています。

北に坪井川河口と白川河口、南に緑川河口があって、一帯の干潟を餌場として利用しています。 近隣の沖新ハス田もまれに餌場として利用しています。

国内最大級の生息地になっていますが、港の整備が進むため環境は不安定であり、将来の消滅が課題となっています。 また、隣接海域では越冬期にカモ猟の発砲があったり、人によるストレスも大きいようです。

氷川周辺 (奥に見える3体はデコイ)

八代海北奥部に大野川河口、砂川河口があり、広大な干潟を餌場として、河口から内陸部にかけて休息場として利用しています。農作業や工事、釣り人など人的圧力も大きいようです。

氷川は1995年頃から定期的な飛来が確認されています。 ここでは新幹線の開通に伴う橋梁工事が実施され、クロツラヘラサギの生息地への影響が懸念されましたが、地元保護団体などと鉄道整備支援機構との調整により、デコイを利用した生息場所の移動や、工事期間の制限などが実施され、悪影響を回避することに成功しました。

鏡川周辺 (防波柵で休息)

野崎干拓地の畑地や、鏡川河口の船だまりで休息しています。 特に船だまりに設置された鉄製の消波柵の上や、右岸堤防で休む姿がよく見られます。 ほかの生物の侵入がないためとても安全な休息場になっていて、漁船の通行にも慣れているようです。 人工的な環境ですが、50羽前後の飛来があり国内最大級の越冬場所になっています。

前川河口、球磨川河口周辺 (写真は前川河口中洲)

前川河口は砂泥質の干潟が拡がり、クロツラヘラサギの良好な餌場となっています。満潮時には中洲を休息場として利用しますが、漁船の出入りや、カモ猟、潮干狩りなど人的な影響が多い場所でもあります。

球磨川河口も同様に、金剛島という岩礁の島を休息場として利用していますが、漁船の出入りが多い場所です。

 

万之瀬川河口周辺 (河口干潟)

1997年頃から飛来が確認され、万之瀬川河口約1.5kmの範囲内で約20羽前後が安定的に越冬しています。

周辺の一部は吹上浜海浜公園内で、対岸は日本最大規模のハマボウ群落が川沿いに続いていてハクセンシオマネキなどのカニなども多く生息しています。 干潮時には砂質の干潟が干出するので最適な餌場になっています。 2007年2月6日万之瀬川河口域のハマボウ群落及び干潟生物群集が国の天然記念物に指定されました。

近年、少し南の大浦干拓周辺でもクロツラヘラサギの飛来が少数確認されるようになりました。

錦江湾奥部 (隼人調整池)

1997年頃から別府川の中洲を採餌場所、加治木調整池を休息場として利用するようになりました。 その後、錦江湾の東側沿岸へ生息域が拡がり、霧島市の天降川周辺の隼人調整池や国分広瀬調整池でも観察されるようになり、30羽前後が飛来する重要な生息エリアになっています。

日本を代表する観光地“桜島”を背景に飛ぶ姿は、世界に誇れる景観です。

ここでは養殖場に隣接する水路や調整池など、餌が多い環境があるので飛来数が増えていると考えられます。 人為的に水位が変動しますが、越冬期のクロツラヘラサギにとっては餌が採りやすいようです。 一方、工場排水の水質の影響が懸念されます。

 

志布志湾周辺(写真は串間市天神川)

1990年代末頃、鹿児島県曽於郡大崎町の菱田川で一時観察されており、2000年代末頃から再び鹿児島県志布志市の安楽川、曽於郡大崎町の菱田川、田原川、及び宮崎県串間市の天神川などで定期的に3〜8羽の飛来が見られています。

一ツ瀬川河口周辺 (一ツ瀬川の中洲)

九州の東海岸の越冬地です。 2000年頃から定期的な飛来があり、最近は飛来数が増えて15羽前後が観察されています。 

中洲や入り江、調整池、漁港などがあり複雑な地形で、干満差も大きくないため、クロツラヘラサギは河口全体を餌場として利用し、少し上流の砂洲や左岸のアシ原や調整池などを休息場として利用しています。

釣り、パラグライダー、ボードセイリングの人などが生息場所に入る様子が常態化しており影響が懸念されています。

 

漫湖 (漫湖のマングローブ)

那覇市と豊見城市の市境にある泥干潟で、「ラムサール登録湿地」に指定されています。 3~6羽前後が飛来し、与根三角池などと行き来しています。 休息時はマングローブの樹幹で隠れるように休みます。

与根三角池、豊崎干潟 (写真は与根三角池)

与根三角池(遊水池)は那覇空港のすぐ南にあり、10~15羽前後が飛来します。

降水によって水位が変わり、ゴミなども増えていて、農薬流入による魚を食べたクロツラヘラサギが保護されたこともあります。 ここのクロツラヘラサギは人馴れしていて、採餌のときはそばに近寄ってきます。

豊崎干潟はさらに南へ1kmほどの位置にあり、埋立てから残された干潟で、石積みをして満潮時の休息場が造成されています。

この2カ所は、沖縄地域では餌場、休息場として最もクロツラヘラサギの利用の多い重要な場所になっています。

 

泡瀬干潟

中城湾の北側に位置し、4~9羽前後が飛来します。 渡来から1月頃まで、昼間は米軍の基地内で寝ていることが多く、1月以降は干潟や後背地の比屋根湿地で採餌する姿を観察する機会が増えます。 沖合で埋め立て工事が進行中で今後の影響が心配されます。


佐敷干潟

中城湾の南側に位置する前浜干潟で、近年は毎年1~4羽のクロツラヘラサギが記録されるようになりました。干潟や周辺のマングローブの水路で採餌しています。

後日、写真を用意します。

年次報告会 参加者募集中


●9月6日の報告会は終了しました。

●ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。


毎年ネットワークの報告会を開催しています
今年は、次の日程です。

ネットワーク参加者でない方も、興味のある方はお問い合わせください。会場の定員は20名。Zoom参加の定員はありません。

◆8月30日まで参加申し込みを受付けます◆


2025年9月6日(土)午後1時~5時

東よか干潟ビジターセンター「ひがさす」
佐賀県佐賀市東与賀町大字田中2757-4

https://www.higasasu.city.saga.lg.jp/access/

アクセス
JR 佐賀駅より車で30分


参加費:無料ですが、「調査報告書」をご希望の方は1,000円(資料代)をご負担ください。

※2025年度の「日本クロツラヘラサギネットワーク調査報告書」には、当日の報告会発表内容、月別一斉調査の推移や、各地からの報告が掲載されています。

印刷部数は、少なめです。ネットワーク関係者には事前注文をとっていますが、一般への頒布冊数は少ないので、今年度の報告書をご希望の方は、お早めにお申し込みいただけるとありがたいです。

1冊1000円+送料430円(5冊まで同様です)。

増刷はできませんので、在庫がなくなり次第頒布終了となります。よろしくお願いいたします。

報告書申し込み時は、「送り先住所・お名前・電話番号・希望冊数」をお知らせください。

報告書の目次は、
census のページ に記載しています。

◆ちょっとだけ、覗いてみたい

「クロツラヘラサギに興味がある」「報告会のようすをみてみたい」という方は、Zoomでご参加ください。報告書不要でしたら参加費は無料です。ただし、事前の準備がありますので、下記の参加申し込み要項をお知らせください。
報告書購入の方へは、報告会当日に間に合うよう送付いたしますので、1週間以上の余裕をもってお申し込みください

------------- 参加申し込み -------------
9月6日(土)の
日本クロツラヘラサギネットワーク
年次報告会に参加希望します。

1)ご住所
2)お名前
3)メールアドレス
4)報告書の購入 (要・不要)
5)会場参加 または Zoom参加(不要なほうを削除してください)
------------- ここまで -------------


国内の生息地は

都市公園やため池など、わたしたちの暮らしとの距離が近い場所も多いのです。
どうか、鳥たちにストレスを与えない接し方をお願いします。